今までの塾講師人生で
進路指導をする際
普通科の割合が圧倒的に多いため
専門高校に関して特に勉強不足だ。
※普通科に関しても完全に勉強不足だが
今までは
・就職を考える生徒が多い
・資格を取りやすい
・偏差値の上でのトップ層が集まりにくい
というイメージだった。
実際は進学7:就職3
と進学者の割合が
多くなっているそうだが、
そういった表層的な部分ではなく、
商業高校に対する根本的な意識が
説明会参加によって変わった。
「自分の完成形をイメージしやすい」
ということだと思う。
入口で出迎えてくれた生徒や
受付してくれた生徒たちは
非常に礼儀正しく
堂々としていた。
この対応は普通科の
生徒には難しいように思える。
説明会で先生の話を聞いて
その振る舞いの
レベルの高さの理由がわかった。
彼らは
職業に就き
働いている自分の姿を
既にイメージし始めているのだ。
ある意味
「完成系の自分」
の影を追って学んでいる。
部分的には
もう子供ではない。
立派な大人だ。
進学を考えている生徒も
例外ではない。
身近に就職を考えて学ぶ同級生がいる。
就職と進学で悩んだ
体験を話してくれる先輩が来る。
進学と就職の両方に精通した
教職員がいる。
そして
自分の適性を中3の時点で
見極め
商業高校に進む決断を下した
自分がいる。
このように
「職業」に対する解像度が高い状態で
高校3年間を過ごすことが出来るのは
非常に有益だと思う。
「探究学習」は
100年以上前から
既に始まっていたのだ。
普通科から4年生大学に進み、
「職業」に対して
何のイメージも持たないまま
新卒で入社した会社を
すぐに辞めてしまった自分には
彼らが本当にまぶしく見えた。
若いころ
散々「自分探し」をした自分が
中年になって初めて
「探究」を開始した瞬間だ。
【浦和商業高校・基本情報】
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